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vol.1  築後15年のマンションを建築家とリフォームする


マンションDATA

■所在:神戸市東灘区 ■住居専有面積:98.40平米 ■築年月:昭和61年

T様のプロフィール
■家族構成 ご主人様:34歳、奧棣:35歳
■ご趣味  ご主人様:ゴルフに行ってその後飲む!、 奧様:ゴルフに行ってその後飲む!
■勤務地  ご主人様:神戸市内(交通手段:電車)、奧樣:神戸市内(交通手段:電車)

 

購入もリフォームも、
充足感のある楽しい一大イベント

リフォーム後の写真

忙しい私たちに、写真付き資料を届けてくれて

夫婦共、ちょうど同じ時期に神戸市内へ勤務地が変わり、大阪から引っ越そうという気になっていました。賃貸マンションでも、分譲マンションでもこだわりはありません。

そんなときに周りの友人が家を買うと言いだし、資料を取り寄せているのに刺激されて、ローンの返済額も賃料もさほど変わらないのなら買うのもいいかなと。そこで、ホームページで紹介されていた物件の資料請求をきっかけに、不動産会社へと行き、本格的な家探しを始めることにしました。

仕事が忙しくて見学に行けないし留守も多かったのですが、担当の営業マンは条件に合った物件の資料を何度も届けてくれました。いつも6件〜7件の資料が入っていたでしょうか。見に行けない私たちのために、外観や周囲の街の様子まで写真に撮ってくれて、忙しくてもついつい資料に見入ってしまいました。

バス便や築年数が気にならないぐらい、環境と広さに惚れ込んで

共働きの妻は通勤の便利さが第一条件。私はとにかく広いリビングが欲しかったのですが、なかなか思うような広さの物件がなくて。3LDKなら2LDKに、2LDKなら1LDKに間取り変更しようと考えていました。あれこれ資料を見て検討していた期間は長いのですが、担当の方と見学を始めてから購入までは10日ほど。新築から中古に希望条件を変えて、3〜4件目でここに出会いました。

最寄り駅からバス便で築後15年。当初とはまったく条件の異なる物件ですが、緑に囲まれた静かな住環境と、ルーフバルコニーから眼下にひろがる眺望をみて、「これしかない!」と決断しました。

建築家と話し合いながら創った理想の住空間

さあ、いよいよリフォームです。夫婦ふたり、理想は広々とした生活感のない空間。友人の弟が建築家とわかり話してみると、「おもしろそうだ」とすぐに意気投合し、設計を依頼することになりました。友人の弟という気安さもあって、ワインを飲みながらの打ち合わせをどのくらい重ねたでしょうか。

壁と柱を取り除くため、3人でいたるところを叩いて撤去可能か調べたりもしました。他の人が見ていたら、変な光景だったでしょうね。かなりの頻度で会ってああでもないこうでもないと検討し、設計段階だけで4カ月。さらに施工期間3カ月のうち2カ月は現場に通いづめ、壁はけい藻土で塗り壁にしよう、無垢木から削りだしたフローリング材を使おうと、そのつど要望を出し、アイデアを出し合って創り上げたという感じです。

リフォーム代の予算は800万円でしたが、凝り出すと止まらなくて最終的に1200万円くらいに。建築家には「コストダウン、コストダウン」とお願いし、手作りのオリジナル仕様も採用してできる限り安く仕上げてもらいました。建築家自身も「コスト面はきついが、自分のアイデアを形にできるのは楽しい」と熱中してくれました。

初めてのマイホーム購入だけでも大変なのに、リフォームにまでパワーを注ぎ、我ながらすごい経験でした。実は入居して3カ月ですが、私にとってはまだまだ未完成。先週はバスルームのタオルバーを自分で探し出して付けました。それにインテリアも、なかなか決まらなくて…。まだまだ、これからも楽しめそうですよ。

 

 

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